義援金詐欺や強盗のこころ

　東北・関東大震災の被災者の方々に対する義援金が順調に集まっているという。またかなり大口の金額を寄付している有名人も多い。まことに結構なことである。日本人や国際社会の人々の暖かい気持ちとこころを感じて、我が事のように嬉しく感じてしまった。
　ところがこの善意の行為と全く逆の「義援金詐欺や強盗」が出没しているという。こうした悪事を働く犯人達は一体何を考えているのだろうか。実に悲しいことである。戦争中に戦っている味方を後ろから刺し殺して貴重品を盗んで逃亡する卑怯な悪人となんら変わらないではないか。犯人が日本人だとすれば、実に悲しいことである。そんなことをして得た金で遊んだところで楽しいはずもない。一生悪夢にうなされるだけである。
　とにかく今は、日本人全員が一丸になって助け合っていかねばならない非常時であることを自覚して欲しい。情なくて涙がとまらない。

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