医者の初診料と再診料の謎

現在初診料は保険点数が270点(2,700円相当)、二度目以降は再診料となり71点(710円相当)と大きな開きがある。ではこの初診料と再診料の差額の中身とは一体何なのだろうか。つまり初診時特有の処置やコストとして次のようなものだと言われている。

1)診療にあたって、個別技術にて評価されないような基本的な診察や検査、処置等
●視診、触診、問診等の基本的な診察方法
●血圧測定、血圧比重測定、簡易循環機能検査等の簡単な検査
●点眼、点耳、100平方センチメートル未満の皮膚科軟膏処置等の簡単な処置等

2)診療にあたって、基本的な医療の提供に必要な人的、物的コスト
●上記に必要な従事者のための人件費
●カルテ、基本的な診察用具等の設備
●保険医療機関の維持に係る光熱費
●保険医療機関の施設整備費等

 だが1)については初診時に行われないものもあるし、逆に再診時にも行われることがある場合もある。従って余り明確な回答とはいえない。
 さらに2)についても●カルテ、基本的な診察用具等の設備を除けば、初診時だけにかかるコストとも思えないのだ。
 なんだかすっきりしない。誤解を恐れずに分かり易くいえば、初診料とはレンタルDVD屋などの入会金と同じではないのだろうか。
 それならばそれで仕方ないとしても、1ヶ月以上間をおいてしまうと、また初診料を取られてしまうというのは納得出来ない。カルテが代わる訳でなし、一体どういうコストが実際に生じているのだろうか。どうしても理論的に承知出来ないのだ。入会金と同じなら、せめて1年間位は初診料は取るべきではないと思うがいかがであろうか。
 さらに再診料についてはもっと不可思議な各種加算が施されている。例えば「地域医療費貢献加算」、「明細書発行体制等加算」、「外来管理加算」などである。ことに現在問題になっている「外来管理加算」は52点(520円相当)も加算しているのである。
 まあ医者のほうにもいろいろ言い分はあると思うので、政府にはもっと国民が納得出来る医療費制度のしくみを構築してもらいたいものである。
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