映画料金の値下げ

 シネコン最大手のTOHOシネマズが来春から、映画の入場料を値下げする方針を固めたという。18歳以上の一般料金は、学生かどうかに関係なく一律で現在の1800円から1500円とするほか、18歳未満は1000円に統一するようである。またシニア料金は60歳から65歳へ移行するらしい。
 値下げといっても僅か300円であり、チケットショップで前売り券を買ったほうが500円も安い。また一部の人は値上げされることになる。いずれにせよ、映画に興味のない人は値下げと関係なく観ないし、映画好きの人は現行料金でも観るはずであり、果たしてどれだけの効果があるのかは疑問である。
 ただ米国などに比べて映画料金が高過ぎるのは確かであり、値下げすることはやぶさかではないが、どうせなら平日の午後五時までは一律1000円、それ以降及び土日祭日は1500円というような画期的な値下げ実験を半年間位やってみたらどうだろうか。